一般的なだしパックは1パックあたりの水の分量が決まっているので、それに合わせてだし取りをする必要があります。少量のだし汁が必要な時も多めに取らなければならず、その反対に、大量に必要なときには何個ものだしパックを鍋の中に入れることになります。
けれど、和食の世界の昆布とかつお節のだし取りでは、自分で取りたい分量に合わせ、昆布を切って、かつお節をはかって、無駄のないだし取りをすることができます。このだしブレンドもそうで、自分の必要な分量、そして自分の取りたい濃さが取れるように、自分で量って入れるスタイルにしました。
また、だしパックに入っておらず、だしも出やすい形状なので、レンジで1~2人分のだし汁も手軽に取ることができます(レンジでのだし取りはこちらから)。
だしブレンドはだしパックに入っていない分、だし取りの自由度が高くなって、一見難しそうに見えますが、慣れると非常に使い勝手がいいように感じてもらえるはずです。
だしブレンドはパック詰めしていないので、こす必要があります。そのこし方は大きく分けて2種類あるので、家にある道具をつかってやりやすいほうを選んで試してみてください。
ひとつは「鍋にだしブレンドをじかに入れ、だし取り後に目の細かい茶こしなどでこす」というやり方です(詳細はこちら)。目の細かい茶こしがなければ、ざるにさらしやキッチンペーパーをしいてこすこともできます。
もう一つは、「事前に市販のお茶パックなどの袋に入れ、だしパックと同じようにだし取りをする」というやり方です(詳細はこちら)。使い捨てでないものがあるといいなと思い、白ごはん.comのオリジナルの繰り返し使える『だしこし袋』も一緒に販売しています。
また、これまでにサンプル品をいろいろな方に配って使ってみたところ、上の2つの方法ですらない、「こさずに一緒に食べてるよ」という使い方もありました。この声を参考に、こさないだしで作る麺つゆレシピ、こさないだしで作る卵丼レシピといった、だしをこす手間のかからないレシピも白ごはん.comで紹介しています。
参考までに、このだしブレンド1袋でどれだけのだし汁が取れるのかですが、【基本のだしの濃さを目安にするなら…400~500mlの水でのだし取りが8~9回分】、【少し薄めのだしの濃さを目安にするなら…400~500mlの水でのだし取りが13~14回分】といったところです。